医療機関

病院の種類(機能別の公的な分類)

日本全国には病院
約8,300施設あると言われています。

ちなみにクリニックは10倍以上の102,000施設!

ただ一口に病院といっても
機能や目的によって様々な違いがあります。

そこで、今回はザックリと
病院の種類を見ていきましょう。

まず、機能別に公的な分類として
法律の区分(医療法)です。

大きくわけると以下の3つなります。

特定機能病院(現時点で86病院)

一言で言うと

高度な医療を提供する病院 です。

都道府県に必ず1つあり
一般的な病院では難しい手術をするなど

テレビドラマのドクターX
チームバチスタの栄光のような

とても大きな大学病院のイメージで
高度な研究や教育機関
としての役割もあります。

ちなみに
新しい薬の開発など研究に特化した
臨床研究中核病院(16病院)を含んでいます。

なお、特定機能病院になるには
国(厚生労働大臣)の認可が必要で
施設基準が厳しくかなりサックリですが
以下のような条件が必要です。

特定機能病院の条件

・400床以上の入院施設があること
・高度な医療が提供できること
・高度な医療技術の開発・評価を行い研修ができること
・診療科がたくさん揃っていること(10以上)
・医療スタッフ(医師・看護師・薬剤師など)が多いこと
・集中治療室などが整備されていること

地域医療支援病院(現時点で543病院)

一言でいうと

地域の医療をサポートする病院 です。

住んでいる街で救急車が行きそうな
大きな病院のイメージでしょうか。

地域中核病院とも呼ばれ
地域の一般病院やクリニックと連携し

かかりつけ医からより詳しい検査や
専門的な医療が必要と紹介された
患者さん(紹介患者)の支援を行います。

かかりつけ医:日頃から相談できる身近な医師のこと

だいたい地域医療連携室
設けられていることが多いでしょうか。

なお、地域医療支援病院になるには
都道府県(知事)の認可が必要で
かなりサックリですが
以下のような条件が必要です。

地域医療支援病院の条件

・200床以上の入院施設があること
・救急医療を24時間提供できること(救急受け入れ義務)
・地域の医療機関から紹介された患者さんを受け入れること
・地域の医療機関から医療機器や研修のサポートできること

その他の一般病院(約8,000病院)

特定機能病院・地域医療支援病院以外の病院です。

よく地域密着型病院と呼ばれるような
近隣の一般病院を指す場合が多く
病床数にも幅があります。

胃腸炎や風邪、軽度の外傷などの
診療を行っているイメージでしょうか。

そこで詳しい検査や
高度な治療が必要になった場合は

かかりつけの先生に
紹介状を書いてもらい
特定機能病院や
400床以上
地域医療支援病院を受診します。

ただ紹介状なしに受診してしまうと
初診では5,000円
再診では2,500円といった
特別な料金がかかります。

病院を機能別に分類(公的)のまとめ

今までの内容を整理してみると
以下の表で上に行くほど病院の
レベルが高くなっていく
イメージです。

特定機能病院・地域医療支援病院
特定機能病院 地域医療支援病院 その他一般病院
施設数 86施設 543施設 約7700施設
病床 400床以上 原則200床以上 20床以上
役割 高度な医療を提供
高度技術開発
高度な医療研修
紹介患者の受け入れ
救急医療の提供
地域医療機関の設備・研修
地域のかかりつけ病院
紹介率 規定あり 規定あり 規定なし

いかがでしたでしょうか。

イメージ的には以下のようになります。
※病床数はあくまで最低ラインで施設基準によるもの

大病院(400床以上)が特定機能病院(最先端の治療と研究)
中病院(200床以上)が地域医療支援病院(救急医療と紹介受入)
小病院(20床以上)がその他の病院(かかりつけ病院)

次回は
機能別に一般的な病院の種類
見ていきたいと思います。